スタジオモデルノ

３月９日の日曜日、少し咳が出ている長男と元気な次男、男三人で瀬戸市にある

海上（かいしょ）の森を歩いてきました。愛知万博の瀬戸会場跡地で

現在は愛知県が管理する森になっています。

自宅から車で３０分位、以前より行ってみたい場所でもありました。

朝、お弁当と水筒、お菓子を持って出かけます。

ママは花粉症で森を歩くなどもってのほかと、留守番。

海上の森センターに車を停め、森に入っていきます。

いきなり藪です。道があるのかないのかわからないような道を進みます。

勾配もきつく不安なスタートです。

誰も歩いていません。

山を降りて人家が見えて少しほっとする。

会話らしい、会話が出来る。「お昼ごはんどうする？」

「海上の里で食べようよ」「そこまで頑張ろう」

そこからようやく道らしき、といっても人一人通れるくらいの細道を登ったり、降りたり

もらったパンフレットだけが頼りです。時に現れる看板が何よりも安心材料です。

ガレ場や段差は長男が次男の手を取り、さみしい道では大きい声を出したり歌ったり、

熊や猪、マムシ注意などの看板にビビりながら進みます。

一時間位歩いて、初めてハイカーの方に遭った時は普段挨拶も出来ない自分も大きな声で

「こんにちは」と言ってしまいました。

目的地についてハイカーや管理されている方々に挨拶し、お弁当を完食、一息します。

縁側でひなたぼっこし、帰り支度です。

森を戻ります。しばらく行ってまた三人きりになったとき道端に看板が落ちていました。

「熊の目撃情報があります。注意ください。」

不安が再現します。笛を吹いたり、大声で歌ったり進みます。

しばらく行くと年配の婦人に遭いました。道を確認すると違うルートを進んでいたようです。

同じ目的地でしたので一緒に歩いてくれることに。

道中、きれいな花の咲く木や草花、窯跡などの説明を聞いたり、きれいな小川を覗いたり

相変わらずの長男の物おじしないおしゃべり、へとへとの次男もがんばってついてきます。

海上の森センターへ着いて、お礼と再会を伝え婦人とは別れました。

「あの婦人に遭わなかったら道に迷っていたよね」

「今日、森の中では一回も咳が出なかった」などと話す車内で次男は

泥の様に眠っていました。

１０キロ位は歩いたと思います。頑張ったね。

花粉が治まったらママもぜひ。

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